このところのジップラインの施工について

ジップラインというのはまだまだあまり知られているとは言えないかもしれませんが、野外遊具の一種で、山肌など高低差のある場所を利用して高いところから低いところまで滑り降りることにより、爽快感や周囲の風景などを楽しむものです。

滑り降りるといっても滑り台のようなものではなく、イメージとしては動力のないロープウェーで、滑車によって一人一人の人間が滑り降りてくるというものを思い浮かべてもらえばよいでしょう。

人を支えることができるレベルのロープと支柱、滑車などを設置すればよく、滑り台のように大規模な構造物を全線にわたって設置する必要はありませんので施工としては比較的簡単な部類には入ります。

それでも、自然の中に設置するわけですから一朝一夕にできるものではありません。

設計図の打ち合わせに始まり、現地調査から資材準備、実際の工事や試験運転などの全てを含めて考えれば、ごく一般的な規模のものでも半年程度はかかると思っておいたほうがよいでしょう。